月刊連載 アパレル物流のいま

Vol.16 業務改善の取り組みについて・・・
その3:最も効率のいいロケーション管理とは

2016年6月20日

前回のコラムでは、『ロケーション管理』の方法として、あらかじめどこに何を保管するのか決めておく『固定ロケーション』と、空いている場所に順次荷物を入れていく『フリーロケーション』について、メリットとデメリットをご紹介しました。今回は、出荷効率を高めるハイブリットなロケーション管理方式についてご紹介します。

業務改善の視点には、第1に「無駄の排除」があります。そして第2に「作業の平準化」があります。アパレル物流の現場は季節波動が大きいため、スペースの無駄が少ない『フリーロケーション』が向いているというお話を前回いたしました。しかし、『フリーロケーション』は、保管効率が高く季節毎の商品の移り変わりにも柔軟に対応できる一方で、同じアイテムがあちこちに点在して保管されるためピッキング効率が下がるという欠点があります。

こうした矛盾については、保管業務では「無駄の排除」を重視しつつ、ピッキング業務では「作業の平準化」を重視することで解決していきます。要するに、保管場所とピッキング場所を明確に分けてしまうわけです。これを『ダブルトランザクション方式』と呼んでいます。

まず、ピッキング場所には数日分の在庫を置き、『固定ロケーション』で管理します。次に、保管場所には残りの在庫を全て置き、『フリーロケーション』で管理します。ピッキング棚の在庫がなくなる前に補充を行いますが、この作業自体はできるだけ時間に余裕があるときに行うことで、ミスを防ぐよう心がけることができます。
さらに、この『ダブルトランザクション方式』では、ピッキング場所を別途小さく設けることで、ピッキングのスピードや正確性が向上するというメリットがあります。

倉庫スペースの有効利用や作業効率化のためには、ロケーション管理は欠かせません。当社では、これまでの豊富な経験を活かし、お客様にとって最適なサービスを提供できるよう、常に工夫と改善を重ねています。

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